2007年12月07日
聖絶について考えよう
聖絶について皆さんはどれ程の知識をお持ちでしょうか
聖絶(せいぜつ)とは、旧約聖書において神の道に叛くとされた国家・都市の住民を全て虐殺し、財産も全て滅ぼしつくすこと。
神のために聖別すること、或はその捧げられたものを意味するヘブライ語のヘーレム(ギリシャ語形はアナテマ)の翻訳語で、福音派クリスチャンたちの手による1970年刊行の『新改訳聖書』において訳語として初めて採用された。また、最近では岩波書店刊行の旧約聖書でも使用され、一般に知られるようになった。なお、クリスチャンでこの訳語を用いるのは「聖書根本主義」の立場に立つ福音派クリスチャンのみである。
ヘーレムの語根は「別にしておく」とか「俗用に供することを禁じる」ことを意味しており、この語は旧約聖書で神への奉納・奉献・聖別を表すためにも用いられているが、イスラエルに敵対する異民族に対して用いられる時は、「神への奉納物として、異民族とそれに関連する事物を悉く滅ぼし尽くす」ことを意味する。
この意味の聖絶は、通常は、イスラエルに敵対する異民族(通例は町単位)に対して、「彼らを聖絶する(一般の翻訳聖書では「滅ぼし尽くして神へ捧げる」)ので自分たちに力を与えて欲しい」というように神へ誓願する形で行なわれる(民数記21:1?3)。聖絶対象とされた敵対異民族は全員が剣で殺され、また家畜も含め生けるものは全て殺戮された。通常の戦闘では許される女子どもの捕虜も、また家畜などの戦利品も、聖絶においては自分たちの所有物とすることは許されず、全てが神への捧げ物とされる。それ以外の剣でもって滅ぼせないものは火をもって焼き尽くされ、また、燃やすことの出来ない金銀財宝などは神殿の奉納倉へ納めて、「呪われた汚らわしきもの」として民衆の手からは隔離されなければならなかった。そして、聖絶のものを私物した者は、神の怒りに触れるものとして、罰として処刑された。
なお、古代の戦闘は全てその民族の守護神の闘いでもあったため、闘いに敗れた民族とその所有物はその所有関係が切断されて「神無きもの」となって穢れた存在となるが、聖絶とは、それを勝利をもたらした自国の守護神に儀礼的に捧げ尽くすことで「神無きもの」が購われ、新たな所有に移すために行なわれる宗教儀礼で、必ずしも敵対異民族を物理的に絶滅させたわけではないといった見解が岩波書店訳の旧約聖書で注解されている。 【ウィキペディアWikipediaより引用】
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